- 料金
- 月額 ¥475,000
- 対応業務
- 請求書振込 売上請求書発行・送付 立替経費精算 納税対応 資金管理表作成 仕訳記帳 給与計算 給与振込 会社法決算開示支援
24時間以内の資料納品サービスで急成長を続ける株式会社Timewitch。同社では、事業拡大に伴いバックオフィスの専門性不足や業務負荷の高まりが課題となっていました。
その改善を支えたのが、BPO支援を手がけるBPIOです。サービス導入により、社内リソースのほぼすべてを営業などのプロフィット部門に集中できる体制が整い、年間150〜200%の成長率の実現やバックオフィスコストの最適化にもつながりました。組織の成長基盤を強化する大きな後押しとなっています。
本記事では、サービス導入の背景から具体的な支援内容、組織にもたらした変化について、Timewitch代表の岡田 崇様とBPIO担当者の岡田 有弘が語ります。

会社概要
国内最大級の海外在住日本人ネットワークを活用し、時差を活かした業務効率化や、現地の知識と視点を取り入れたコンサルティングなど多彩で独創的なサービスを提供しています。24時間以内の資料作成代行では、日本の深夜が昼となる海外拠点のクリエイターと連携し、夜22時入稿でも翌朝8時に高品質な資料を納品。「日本から残業をなくす」を掲げて、急な提案準備や負荷の高い現場の生産性向上を支援しています。
バックオフィス業務をアウトソーシングし、社内リソースを営業部門に投下
── 今回、BPIOのサービスを導入するに至った背景や、労務アウトソースを検討した経緯を教えてください。
岡田様:
事業の売上が急激に伸びる中で、急速に採用を進める必要がありました。一方で、採用の投資はできるだけ営業や制作といった売上に直結する領域へ集中させたいという考えがあったため、バックオフィス領域をどう整えるかが課題になっていました。
そのような状況の中で、顧問として入っていただいていたSEVENRICH会計事務所に相談し、グループ会社であるBPIOさんに支援をお願いする流れになりました。
── 当時のバックオフィス体制や社員構成について教えてください。
岡田様:
当時の社員数は約20名で、その全員が営業職でした。事業の特徴上、営業人材に投資することでレバレッジを効かせるモデルではありますが、一方でそれだけの人数を支えるバックオフィスの専任メンバーは2名のみでした。本来であれば、20名規模の営業組織を安定的に支えるには5〜10名ほどのバックオフィス人員が必要だと感じていました。
ただ、30名規模への採用を一気に進めるのは現実的ではありません。そのため、採用リソースはプロフィット部門である営業に優先的に投下し、バックオフィスについては外部の専門チームに委ねる判断をしました。結果的に、10名必要だと想定していた業務量を実質2名分ほどのコストでカバーしていただいています。BPIOチームの皆さんの業務の質やスピードが非常に高く、外部化によるメリットを強く感じています。

── 導入前、バックオフィス面で特に課題に感じていたことはありますか?
岡田様:
一番大きかったのは「専門性の不足」です。営業メンバーの中にバックオフィスの経験者はほぼいません。多くが営業やマネジメント、あるいは事業開発寄りのキャリアで、バックオフィス業務はやりながら覚える状態でした。
そのため、業務のスピードや質の面でも、専門で取り組まれている方々に比べるとどうしても遠回りしていたと思います。成長フェーズのベンチャー企業ではよくあることですが、その状況を少数精鋭かつ専門性の高い形で支援していただけるのは本当にありがたいです。
業務のアウトソースにより年間150〜200%の成長率が実現
── 実際にBPIOのサービスを利用した率直な感想をお聞かせください。
岡田様:
非常に助かっています。バックオフィスの専門知識が社内に不足する中で、迷いが生じる部分を整理しながら適切な判断に導いていただける点は大きな価値だと感じています。壁打ちにも柔軟に応じていただけるため、バックオフィスで立ち止まる時間が減り、事業側の意思決定もスムーズに進むようになりました。
さらに、岡田さんのレスポンスが非常に早く、こちらの意図を正確に汲み取ったうえで最適な采配をしてくださる点も安心要素です。相談するとすぐに必要な打ち手が返ってくるため、スピードが求められる場面でも非常に頼りになる存在です。
BPIO(岡田):
ありがとうございます。自分自身もTimewitchさんの一員のように課題や相談に向き合うことを意識しています。
また、相手がどのように感じるかを想像しながら、常に行動しています。例えば振込ひとつにしても、不安が残らないよう具体的に説明するなど、単にマニュアルに沿うのではなく、相手に合わせたコミュニケーションを徹底しています。そうした積み重ねが、安心して任せていただける関係につながると考えています。

── BPIO導入時の流れや、立ち上がりのスムーズさについてもお聞かせください。
岡田様:
導入は非常にスムーズでした。こちらがテーマだけ提示すれば、細かい手順や具体的な進め方まで定義していなくても、論点ベースで業務を進めていただける点がとても助かりました。
要件が固まりきっていない段階でも、壁打ちを通じて一緒に課題を整理していただけるため、こちらの工数も大幅に抑えられました。初期段階から伴走してくれるパートナーとして関わっていただき、安心感のあるスタートが切れたと感じています。
── BPIOと取り組む中で、組織としての変化はありましたか?
岡田様:
数字の成長に直結しています。年間150〜200%の成長率が実現できているのも、バックオフィスのスピードと専門性で支えていただいているからこそです。売上が伸びると通常はコストも増えますが、バックオフィスのコストはほぼ横ばいで固定化できている点は大きいです。
また、内部統制や管理会計が整備されたことで、金融機関や取引先からの信用も向上しています。月次の数値が正確に出ることで、営業利益率や粗利の説明もクリアにできるようになりました。ベンチャーにとって信用は非常に重要で、その基盤を支えていただいている実感があります。

300年続く企業を目指し、耐久性のある仕組みづくりを
── BPIOはどのような課題を抱える企業や組織におすすめですか?
岡田様:
当社のように、立ち上げ段階を抜けて本格的に組織づくりを進めたい企業には、特におすすめできると感じています。
初期フェーズではどうしても営業などのプロフィット部門に人と投資を集中させるため、バックオフィスの整備は後回しになりがちです。ただ、そのままでは事業成長に耐えられる基盤が不足してしまいます。その点、BPIOさんのように論点ベースでスピーディーに動いてくれるパートナーは、成長フェーズに入った企業ほど重要だと思います。
また、成長が進んだ段階では、最終的に自社で運用できることを前提にした内製化を見据えた仕組みづくりまで踏み込んで支援いただける点も特徴です。外部委託と社内運用のバランスが自然に整うため、どのフェーズでも伴走いただけるパートナーだと思います。
BPIO(岡田):
私たちも、内製化してお渡しする姿勢を大切にしています。長期契約を目的にブラックボックス化するのではなく、企業と一緒に仕組みを作っていくことをゴールに置いて支援しています。

── Timewitch様もアウトソース事業を展開されていますが、BPIOの姿勢と共通する点はありますか?
岡田様:
「伴走型のプロフェッショナルサービス」という意味で共通する点が多いからこそ、BPIOさんが提供される水準の高さや丁寧さはより強く実感します。私たち自身が求める基準より高いレベルで常に提供していただいている印象です。
── 今後BPIOに期待したいことはありますか?
岡田様:
当社はカルチャーやブランドを非常に大切にしているので、そうした前提まで踏み込んだ提案をいただけると、より深い議論ができると思います。パートナーとしてより親密に、同じ方向を見ながら進める関係になれるのではないかと感じています。
BPIO(岡田):
今日直接お話しする中で、Timewitchさんが大切にされている世界観をより深く理解できました。いただいた想いやカルチャーを踏まえて、今後のサービス提供にさらに反映していきたいと思っています。
── 最後に、岡田様の今後の展望についてお聞かせください。
岡田様:
私の最終的なビジョンは、300年続く企業をつくることです。もちろん私の代で完結するとは思っていませんが、その初代としての基盤づくりに責任を持ちたいと考えています。そのためには、耐久性のある仕組みを今のうちに固めておく必要があります。事業を売却して終わりという発想は一切なく、長期視点で盤石な体制を築いていきたいと考えています。その観点で、ぜひ今後も深く伴走いただけると嬉しいです。

BPIO(岡田):
300年というビジョンは大きな挑戦ですが、そこに向けて一緒に伴走できるパートナーであり続けたいと強く思いました。今後もその視点を持ちながら支援を続けていきたいと考えています。





